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建築家とともに創り上げていく別荘建築。
大きな流れが一般的な住宅建築とそれほど大きく変わるということではありませんが、その工程ひとつひとつを、ある種の儀式として楽しむことが、別荘建築ではより重要なように思います。
別荘建築の流れは、概ねこのようになるかと思います。
周囲の別荘オーナーや知人から知見を得たり、別荘を建てる目的などから完成形をイメージできる情報を探します。実際の別荘地を見たり、「新建築」の別荘特集などを参考にするのがおすすめです。
次にご自身の理想を叶えてくれる建築家・建築会社を探します。知り合いの建築家や知り合いから建築家を紹介してもらう場合は、趣味が合わなくても断りにくくなってしまうので注意が必要です。また著名な建築家に依頼をするにはそれなりの対価がかかります。自身の価値観と一致するのか確認しましょう。
今すぐに別荘を建てるわけでなければ、土地探しに時間をじっくりかけるのがよいでしょう。窓から見える浅間山の眺め、光の入り方などで建築は表情を変えます。またライフスタイルによって利便性が変わってきますので、パートナーによく相談したいですね。
すべてを建築家にお任せするしかないので、初めの段階で信頼できる建築家・建築事務所を見極めなければなりません。
人の見る目を養われているあなたなら、難しいことではないでしょう。建築家に依頼する場合、施工は異なる建築会社が行うのが通常です。一流の建築家であれば問題ないですが、設計から施工までひとつの会社で一貫して行えると安心感があります。
契約直後から引き渡しにかけて支払いが発生しますが、これは契約前にパートナーから説明があるでしょう。ローンの場合、手続きがあります。
建築会社側があらゆる検査を行ってくれますが、時間があれば、建築途中の別荘を見に行って、雰囲気に合わせた家具や調度品を選ぶのも楽しみになるでしょう。
軽井沢にショールームを持つ「ゲストハウス」の建築家です。
フィンランドの美意識や品格を継承した木の家「ランタサルミ」は、軽井沢の別荘とも調和をもたらします。
別荘の薪ストーブは、ヌンナウーニというモダンかつ機能性の高いものを導入するなど、設備や建材のひとつひとつに建築家のこだわりが見えます。
別荘、高級住宅、医療施設、オフィス等幅広く活躍し、上質な建築設計で多くの実績があります。豪華なだけの豪邸ではなく、オーナーのライフスタイルを重視した設計を土地選びからともに行います。
体調不良になった家族のため、住居を改装する中で土の建築に出会い、「現代の土の家」の建築をつくるように。環境負荷がない地場の自然素材とエネルギーで、土に還る建築をデザインしています。軽井沢から国内外で活躍されています。
軽井沢のほか、伊豆、熱海などで主に別荘やリゾート建築の設計を手掛けているエムズ・アーキテクツ主宰。設計のモットーは、土地のポテンシャルを引き出し、上質な居心地のよさと非日常をデザインすることです。
自然と人のふるまいの調和をモットーとし、建主の気持ちに寄り添いながら、土地の魅力を引き出し、敷地の課題を解決する設計を行っています。機能性にもこだわるその作品の数々は各方面で高い評価を得ています。
2001年より隈研吾建築都市設計事務所で、世界20都市以上のプロジェクトを担当してきました。2009年にはフジワラテッペイアーキテクツラボを設立。建築のみにとどまることなく、あらゆる芸術活動に携わっています。
1991年京都に横内敏人建築設計事務所を設立。京都を中心に木造住宅建築を多く手掛け、日本的なもの、自然との一体感、家具にもこだわります。「大山の森の別荘」は吉村順三氏設計の軽井沢の別荘を鳥取でリメイクしたものです。
「建築は環境をつくること」をモットーに、2003年広島にUID一級建築士事務所設立。趣味の無線や読書、音楽や演奏会、映像鑑賞のための空間、愛犬仲間と一緒に楽しめる別荘「しふく」を福山市に設計しました。
2001年千葉学建築計画事務所を東京に設立。「環境の魅力をあぶりだすこと」にこだわり幅広く活躍。別荘も複数手がけ、「勝浦の別荘」で日本建築仕上学会学会賞・作品賞(住宅部門、2007年)を受賞しています。
東京で芦沢啓治建築設計事務所主宰、石巻工房で家具制作も。「正直なデザイン」にこだわり、幅広い作品を生み出しています。富士五湖の1つ西湖の湖畔に、富士山をのぞむ別荘「西湖の別荘」を設計されています。
2015年より京都に魚谷繁礼建築研究所を構え、京都を中心に香港など国内外でイノベーション建築など多くの作品を手掛けています。軽井沢の別荘地には、春から秋に居住するための「鹿島の森の住宅」を設計しています。
2004年より鍋島千恵氏と東京でアトリエ系建築設計事務所TNAを共同主宰。軽井沢で多くの別荘を手掛けています。夫婦と2匹の犬のための「方の家」には毎年バイオリンを持ち込むゲストもいるそうです。
2000年設立の森田一弥建築設計事務所は京都の小さな集落にあります。公共建築から個人住宅、店舗の設計、左官職人として古民家改修をすることも。海外在住の建主の別荘として建てられた「銀閣寺前の家」等があります。
2007年東京設立の伊藤暁建築設計事務所主宰。「軽井沢の住宅」は平面が約25mと長く、本屋に下屋があってデッキが張り出しとても開放的。2019年には「筑西の住宅」で東京建築士会住宅建築賞金賞を受賞しています。
大地山博氏が1997年に創設した一級建築設計事務所ブルースタジオで2000年から専務取締役。東京郊外を中心に住居、店舗など、熱海の別荘「陽明館」のリノベーションでデザインを手がけています。
神奈川で1999年より廣部剛司建築研究所を主宰。「建築は音楽のように」をモットーに曲を作るように設計をしており、静岡の伊豆高原には別荘「Phase Dance」、南房総には「Villa SSK」があります。
早稲田大学芸術学校教授。竹中工務店で設計部長を務め、29歳にして日本デコントラクティビズム建築の代表ともいえる「草津トリヴィラ」を設計されました。他にも「軽井沢の家」や「伊豆の家」などがあります。
2006年より船曳桜子建築設計主宰。世界で1つの設計を施主と協同して作り上げることをモットーとし、6ヶ月以上をかけてしっかりと打合せし、工務店にもこだわります。軽井沢では別荘「M-WALTZ」を設計しました。
1993年に兄弟で納谷建築設計事務所を設立(神奈川県)。長野県南佐久郡の別荘「野辺山の住処」は、趣味のバイクで直接アクセスできる設計をしたり、「建物は建主のもの」とし、200件以上のプロジェクトを手掛けています(2021年1月調査時点)。
美しい自然と心地よい暮らし、そして――
軽井沢で過ごす時間に、貴方なら何を添えますか。
自分を映し出す別荘建築での5つの要素と、それを叶える建築パートナーをご提案しています。