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軽井沢で別荘建築を検討されている方にとって、別荘生活をご自身のライフスタイルにどう取り込むかも最初に考える事の一つです。
ここでは週末利用、セカンドハウスとしての長期滞在、完全移住で軽井沢に定住の3つのスタイルを提案します。
金曜日夜に仕事を終え、東京の夜景を背に軽井沢へ向かう。
対象的な軽井沢の静けさで眠りにつき、早朝は鳥の声で目覚める。散歩や読書、別荘の窓やデッキからただ森を眺める。思い思いの時間を過ごして十分にリフレッシュしたら、月曜日からまた東京で仕事をスタート。
都心から遠くない軽井沢では、「ちょっと行ってきます」の感覚でこんな週末の過ごし方が実現します。
軽井沢の魅力は数多く週末だけでは物足りないと感じたら、緑濃い夏の長期滞在をお勧めします。
東京の暑さと喧騒から離れて爽やかな森で至福の時を過ごす。家族と楽しむバーべキューや、周囲を気にせず音楽に耳を傾ける夜。愛犬にとっても自然の中で過ごす夏は、東京のそれとは比べ物にならないでしょう。
夏の軽井沢ではそんな暮らしが待っています。
夏も乙なものですが、森の息吹を感じる春や紅葉の秋、そして白銀の冬と、四季ごとに人々を魅了するのが軽井沢です。
澄んだ空気、静寂、森、空、土。東京の豊かさとは異なる自然の恵みを感じられる軽井沢には、人間が本来必要なものがすべて存在しています。自然と共に呼吸して人生を豊かにしたいと思い始めたら、それは心と身体が定住を求める兆候かもしれません。
冬季は氷点下にもなる軽井沢では、東京では予想もつかない管理対策が必要です。雪道の運転はもちろん、除雪作業、水道の凍結防止などは別荘建築の初期に確認を済ませましょう。
週末利用のみの別荘も、建物自体は365日軽井沢に存在し、雨や風、雪に晒されます。また将来移住することも視野に入れて、厳しい寒さに耐えられる機能を備えた設計をすることが重要です。冬を快適に過ごすために、高い断熱性があるか?10年20年先を見据えて、維持費を最小限にできる耐久性を持っているか?などは事前にしっかり検討すべき項目と言えるでしょう。
参照:リゾートホーム https://www.resort-home.jp/blog/2020/01/entry605.html
冬の経験なしに移住はしないほうが良いということです。
冬の寒さは東京とは比較にならず、冬をいかに快適に過ごせるかは暖房器具の種類や断熱性能に左右されます。貸別荘などでひと冬でもふた冬でも体験し、どの程度の住宅機能が必要なのか検討を強くお薦めします。
軽井沢は夏の避暑地の代表格。別荘滞在者や移住者以外に観光客が押し寄せます。
渋滞の少ない地域の別荘を検討することは一つの案ですし、買い物の時間帯を工夫したり観光客の少ないレストランを開拓したり、移住前と移住後に少しずつ対策していくといいでしょう。
意外と見落とされがちな部分ですが、別荘地は自然の宝庫である分、虫・動物・植物と共存しなければいけません。
虫の侵入、蜂の発生、熊や猿の出没、鹿の食害、落ち葉と倒木の管理など、思いのほか時間のかかることも。ご家族やパートナーとの移住に当たっては、このような自然の一面を全員が理解した上での決定が重要となります。
別荘や移住を考える上で最初の選択となることもしばしば。設計の自由度や自分好みという観点からも予算が許す限り新築をお勧めします。これは理想の別荘建築が可能なことに加え、将来売却の際に資産価値の観点からも築年数の浅い住宅が有利なのは当然のこと。新築の際は軽井沢別荘地が優雅に見える理由の一つである、建蔽率などの情報もしっかり入手するといいでしょう。
軽井沢の気候を知り尽くした地元の建築士であれば提案してくれることとは思いますが、雨・霧や積雪を考えると、屋根付きテラスやカーポートはあった方がお勧めです。晴天でなくても外を楽しみ、悪天候でも荷物の積み下ろしや乗降が苦にならない別荘は、それらがないのとは利便性に大きな差が出ます。また地元の工務店やハウスメーカーにお願いすることで、将来的なメンテナンスや迅速な修理対応というメリットもあります。
管理別荘地であれば、月単位の管理費により管理サービスが受けられます。料金に含まれているものは、巡回パトロールや定期点検で、倒木の恐れがある場合などは緊急に連絡をくれます。一方管理費とは別の有料サービスもあり、会社にもよりますが冬季の通水や水抜き、庭の手入れ、建物の掃除やメンテナンスなどがこれに当たります。管理別荘地でない場合も、これらのサービスを提供している会社がありますので、問い合わせをしてみてください。
美しい自然と心地よい暮らし、そして――
軽井沢で過ごす時間に、貴方なら何を添えますか。
自分を映し出す別荘建築での5つの要素と、それを叶える建築パートナーをご提案しています。